アメリ Amélie

アメリ Amélie

話題性あり
アメリ Amélie
アメリ Amélie

『アメリ』は2001年、米国での外国映画として興行成績一位という大ヒットを記録したフランス映画のミュージカル化である。アメリを演じるのはミュージカル『ハミルトン』で妻役を演じてトニー賞にノミネートされた今人気のフィリッパ・スー(Phillipa Soo)。父親が中国系アメリカ人でアジア人のハーフだが、美しく安定した声を持つ。脚本のクレイグ・ ルーカスは『巴里のアメリカ人』、『ライト・イン・ザ・ピアッツア』、『キスへのプレリュード』などを手がけてきたベテランである。

コメント

主人公アメリは、愛情表現がうまく出来ない両親を持った一人っ子。元々夢見がちの彼女は、自宅教育で学校にも行かないことになり、自分の想像とファンタジーの世界の中で育つ。18歳になりパリのカフェで働き始めたアメリは、彼女独自の不思議な方法で身も知らない人達に幸せを巻くことに情熱を注いだ。ところが自分の幸せとなると、全くそれを手に入れる方法を知らなかった。ある日、スピード証明写真ボックスでゴミ箱から拾った千切られた写真をコラージュにしている変わった青年に恋する。ところが、いざとなると尻込みしてしまって、なかなか彼に打ち明けられないままのアミリだったが、彼女を愛する友人達に押されて、やっと勇気を振り絞って彼に会う。

近年、プロデューサー達がリスクを避けたくなる程に高価になってしまったブロードウェイでは、人気の映画を舞台化するのが定例になってきた。しかし、映画『アメリ』はどうやって舞台化するのか想像がつかなかった。というのも原作映画は、独創的なシュールなタッチで、魚眼レンズで撮影したり、映像を倍速で見せたり、CGを使ったりして、生の舞台での再現が難しいだろうと思う手法に溢れている上、しっかりとしたストーリーがないからだ。例えば、アメリが青年に会うか会わないかが決められず、美しいパリの風景を背景に繰り広げる男女のオシャレな追いかけごっこも、舞台版ではセットの転換がなく、ステージ左右にあるの階段を使って二人がぐるぐる回るだけだ。元々は110分だったのを更に10分カットしたが、 インパクトが大きかった映画『アメリ』、ミュージカルとして同じ人気を呼ぶのは難しいかもしれない。

メディア評

NY Times: 6
VARIETY : 4
NY 1- Roma Torre: 4

Walter Kerr Theatre
219 W. 48th St
尺:1時間45分(休憩なし)

舞台セット ★★★☆☆
作詞作曲 ★★★☆☆
振り付け ★★★☆☆
衣装 ★★★★☆
照明 ★★★☆☆
総合 ★★★☆☆

©Joan Marcus 2017

©Joan Marcus 2017

©Joan Marcus 2017

Lost Password