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異性愛者の白人男性 Straight White Man

2014年にオフで初演された芝居だが、今回はリバイバルでオンでの上演。冒頭で照明が暗くなると、メッキテープのカーテンの前に男性とも女性ともつかない二人が出てきて、トランスジェンダーについて短く話し、本編に入っていくという不思議で挑戦的な始まりだ。この二人は、実際にLGBTコミュニティの中では名前が通っている活動家の壮年の白人Kate Bornsteinと、若いインディアン系アメリカ人のミュージシャンのTy Defoeである。 本編の末っ子役には映画『Call Me By Your Name/君の名前で僕を呼んで』のハンサムな同性愛者オリヴァー役を演じたことで知られるアーミー・ハマーがキャスティングされ、彼が客寄せになっていることは間違いないだろう。

ビー・モア・チル Be More Chill

先週よりオフ・ブロードウェイでのプレビュー公演を開始した話題の新作ミュージカル『ビー・モア・チル』は、「今シーズン一番の注目作」だとNY演劇関係者が口を揃えて言う。現時点ではブロードウェイへの昇格の可能性も濃厚とみられていて、すでに8月まで完売し、残った一枚も400ドルの高値が付いている程だ。

スキンタイト SKINTIGHT

この夏、オフ・ブロードウェイで注目を集めるストレートプレイが『スキンタイト』。ミュージカル『レント』や『ウィキッド』の初演キャストとして圧倒的な歌唱力を披露し、映画『アナと雪の女王』のエルサの声を担当したことでも知られるイディナ・メンゼルが主演する新作戯曲だ。大ヒット曲「レット・イット・ゴー ~ありのままで~」で世界的に知名度を高めた歌姫の彼女が、ミュージカルではなく演劇作品に出演するという珍しい機会だけに、自ずと関心が高まった。

晴れた日に永遠が見える On a Clear Day You Can See Forever

日本でも上演されたことのあるミュージカル『晴れた日に永遠が見える』について、米演劇関係者の多くが「音楽は素晴らしいのに…」と口籠る。バーバラ・ストライサンド主演による映画版もあり知名度の高い同作品だが、1965年の初演も含めて、これまでヒットしたことがない。そんな曰く付きのミュージカルが規模を縮小した上でオフ・ブロードウェイの小劇場に登場、夏の注目作となった。

死ぬほど、会いたい MISS YOU LIKE HELL

上演劇場がオフ・ブロードウェイのパブリックシアターという事実だけでも期待が募る新作。同じ劇場での上演を経てブロードウェイの大劇場に昇格したミュージカル『ハミルトン』と『ファン・ホーム』が、過去3年のトニー賞でいずれも最優秀ミュージカル作品賞を獲得していることが記憶に新しいからだ。 残念ながら今回は同様の出世コースをすぐに辿ることはなさそうだが、この春に登場したオフ・ブロードウェイのミュージカルでは注目を集めるヒット作となった。

入学願い ADMISSIONS

名門高校長のビルとその高校の入学事務所長を務めるシェリーは、白人夫婦だ。そして二人にはその高校で進学をひかえる優秀な息子、チャーリーがいる。物語はこの3人を軸に繰りひろげられる。 舞台は入学事務所長のオフィスから始まる。シェリーと編集担当者は、入学案内に載せる写真を吟味している。今度の新入生の人種配分を、人口比率を反映したものにすることが、リベラルなシェリーの目標だ。つまり米国社会で人種的優遇措置、あるいは積極的優遇措置と呼ばれているものの実現を目指しているのだ。そのために写真に映る黒人をより黒人っぽく見せたり、学校生活を楽しく送っている様子を強調して、有色人種など少数民族の入学願書を増やせないか検討している。

回転木馬 Carousel

1945年に初演されて絶賛を浴びた『回転木馬』が、ブロードウェイで5度目のリバイバルとして始まった。ロジャース&ハマースタインのゴールデンコンビが制作して、アグネス・デ=ミルが振り付けたこの作品は、当時、それまではほとんどなかったバレエ・シーンを導入。ダンスの役割を全面に出してセンセーションを巻き起こしたのだが、今回注目したいのは、その確立された歴史的位置付けを壊すことなく、ジャック・オブライエンによる演出の元、振付師ジャスティン・ペックが革新的に作り直したところだ。

2018 Drama Desk Nominees’ Reception

ドラマ・デスク賞に今年ノミネートされた候補者たちは、2018年5月9日にFriedmans at the Edisonに集まった。オンだけでなく、オフ・ブロードウェイの作品も対象となるということもあって、和気藹々とした雰囲気の中、彼らのプレス会見が催された。

ハリー・ポッターと呪いの子 Harry Potter and the Cursed Child

未だかってこれ程注目を浴びた芝居はなかっただろう。ハリー・ポッターシリーズの最後巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』が出版されたのは2007年。映画シリーズでその二部作がリリースされたのは、2011年夏。それから7年を経て、漸くブロードウェイに上陸した『ハリー・ポッターと呪いの子』に、アメリカのポッタリアンは飛びついた。

ロビー・ヒーロー Lobby Hero

タイトルを直訳すると「ロビーの英雄」となる。作品を観れば皮肉に満ちたタイトルになっていることに気付くだろう。今回の上演では脚本家ケネス・ロナーガンの描く複雑な人間の内面を、いずれも名の通った、あるいは注目を浴びている4人の俳優が演じきっている。 脚本家ケネス・ロナーガンが脚本を書いて監督もした「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は、2017年アカデミー脚本賞を取っている。またその前に彼が原作を書いた「アナライズ・ミー」は、ロバート・デ・ニーロ主演でヒットした。まさに現在、一世を風靡している彼だが、その名を確実にしたのがこの2001年の舞台作品「ロビーの英雄」だ。

マイ・フェア・レディ Lerner & Loewe’s My Fair Lady

日本ではオードリー・ヘップバーンの映画で一番良く知られているが、今回のミュージカルは、遡れば、1912年にジョージ・バーナード・ショーが書いた戯曲『ピグマリオン』を元にして書かれた1956年にオープンしたフレデリック・ロー作曲、アラン・ジェイ・ラーナーの脚本、歌詞によるブロードウェイ作品のリバイバルだ。

2018年 第72回トニー賞ノミネーション発表

2018年 第72回トニー賞ノミネーションが発表されました。

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