ディア・エヴァン・ハンセン Dear Evan Hansen

ディア・エヴァン・ハンセン Dear Evan Hansen

話題性あり
ディア・エヴァン・ハンセン Dear Evan Hansen
ディア・エヴァン・ハンセン Dear Evan Hansen

オフ・ブロードウェイを経て、ブロードウェイで上演されているこの作品は今年のトニー賞で見事ミュージカル作品賞を獲得した。 人と接するのがとても不器用で友達がいなくて、社交不安に苦しむ17歳のエヴァンが主人公。母子家庭に育ち、母親は仕事で忙しく殆ど家におらず、彼はそんな寂しさを紛らわすために、自分に手紙を書いたりする青年だった。

あらすじ&コメント

人と接するのがとても不器用で友達がいなくて、社交不安に苦しむ17歳のエヴァンが主人公。母子家庭に育ち、母親は仕事で忙しく殆ど家におらず、彼はそんな寂しさを紛らわすために、自分に手紙を書いたりする青年だった。ある日彼は木から落ちて腕を折ってしまい、ギブスをつける。日本でも今ではそういうことがあるらしいが、 アメリカでは、昔からギブスに親しい人達が寄せ書きやサインをする習慣がある。沢山友達が入れば、文字がつまったギブスになるし、友達がいなければ真っ白なギブスのまま。そして彼のギブスは白いままだった。そこで自分と同じ高校に通い、やはり社会に馴染めない一匹狼タイプの青年コナーに「ギブスにサインしたい?」と勇気を振り絞って話かけるが、反対に気味悪がられてしまう。 ある日、そのコナーが突然自殺してしまう。コナーの両親はエヴァンが自分宛に書いた手紙が、 コナーがエヴァンに宛てた手紙だと勘違いして「息子にも友達がいたのだ」と息子の人生に何かの意味を見つけようと、エヴァンを家に呼ぶ。エヴァンは、自分を息子のように暖かく受け入れてくれるコナーの両親を喜ばせたい気持ちと、そんな二人の元で感じる今の幸せを続けたいという気持ちから、息子について色々と問いかける両親に、コナーと一緒に過ごした楽しかった時の話など全くの嘘を伝えてしまう。コナーの自殺は学校でも大きく同情を呼ぶニュースになったが、嘘が嘘を呼び仕舞いにはソーシャルメディアでその親友だったと発表されたエヴァンは、一躍有名になる。 「社会は自分の存在など全く気づかない」とずっと感じていたエヴァンは、一躍誰もが親しくなりたい人気の存在になったのだが・・・。

エヴァンの母親を演じるレイチェル・ベイ・ジョーンズは、非社交的な子どもを持つ傷つきやすい親の気持ちをうまく表現している。エヴァン役のベン・プラット(23歳)は今年のトニー賞のミュージカル主演男優賞を見事に受賞。彼の熱演は凄い。いい曲も多々ある。ただ、若者が大人になっていく過程の苦しみがテーマで、笑える場面は少ないので、「今夜はミュージカルでファンタジーな世界を楽しもう!」という方には向かないかもしれない。

メディア評

NY Times: 9
New Yorker : 8
Variety : 9

Music Box Theatre
239 W. 45th St.

公演時間:2時間25分
(15分の休憩含む)

舞台セット ★★★★★
作詞作曲 ★★★★★
振り付け   ★★★☆☆
衣装 ★★★★☆
照明 ★★★★☆
総合 ★★★★☆

Photo©Matthew Murphy

Photo©Matthew Murphy

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