恋はデジャ・ブ Groundhog Day

恋はデジャ・ブ Groundhog Day

話題性あり
恋はデジャ・ブ Groundhog Day
恋はデジャ・ブ Groundhog Day

不思議な雰囲気を持つビル・マーレイ主演の1993年のコメディ映画『恋はデジャ・ブ』は、脚本家ダニー・ルービンのたった一つのヒット作品だ。しかし、その人気は凄く、同じことを繰り返される様な状況に出会うと、アメリカ人は「まるで、Groundhog Dayみたい!」と言ったりするほど。そして、このダニー・ルービンがミュージカル版の『恋はデジャ・ブ』の脚本も書いた。 約25年前の映画について何度も考え直すこともあったのか、大いに笑える一方で、よりメッセージ性がはっきりした内容の濃い作品になっている。

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グラウンドホッグとは体長40-65センチメートルぐらいのマーモットの1種だが、冬眠から覚めた時、外に出て自分の影を見て驚いて巣穴に戻ってしまうと「冬はあと6週間は続くだろう」、影を見ずそのまま外に出てくれば「春は間近に迫っている」とされて、楽しい天気占いの行事となっている。

グラウンドホッグ・デーは2月2日に数カ所でお祝いされるが、『恋はデジャ・ブ』の舞台になるペンシルベニア週パンクスタウニーもその行事を祝う一つの田舎町。

ストーリーは、傲慢で自己中の気象予報士フィル・コナーズが、この小さな町で行われるグラウンドホッグ・デーを取材しに出かけるところから始まる。取材を終えて帰ろうとする時に、急な吹雪で町から出られなくって仕方なく一晩泊まることになるが、朝起きると、その日は再び前日と同じグランドホッグ・デー。女性を卑劣に扱っても、自殺を試んでも、どんなことをしてもグランドホッグ・デーの1日の繰り返しから逃げ出すことができない時間のループに迷い込んでしまう。

このミュージカルのあらすじは殆ど原作の映画と変わりないが、私の記憶が正しければ、映画では見ない着ぐるみのグラウンドホッグが出てくるところ。何故かこの着ぐるみが映画の持っていた不思議な雰囲気を醸し出してくれている。

演出はマシュー・ウォーチャスで、装置デザインはロブ・ハウエル。セットや演出を工夫して、ファンタジー色の濃い世界観をうまく表現している。主役のフィルを演じるアンディ・カールはミュージカル『20世紀号に乗って』でもトニー賞の助演男優賞にノミネートされていたが、しなやかな身体を使ってのユーモラスな表現が素晴らしい。彼はプレビュー公演の上演中の事故で膝の前十字靭帯が裂けてしまい、ドクターストップが出て一週間ほど休まなければならなかった。復帰してからも膝をサポートする為に、サイボーグのような目立つギブスをつけなければならず、寝巻き姿の半ズボンになる時はそれが丸見えになるのだが、それも又一つの小道具かのようにして扱って笑いを誘っている。

メディア評

NY Times: 7
Time Out : 6
Variety: 7

August Wilson Theatre
245 W. 52th Street
尺:2時間30分 (15分の休憩含む)

舞台セット ★★★★★
作詞作曲 ★★★★☆
振り付け ★★★★☆
衣装 ★★★★☆
照明 ★★★★☆
総合 ★★★★★

©2017 Matthew Murphy

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